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キャッシュレス決済の入金サイクルは?振込手数料と資金繰りへの影響

更新日:2026-11-03|運営:AI Mediaz|料金・手数料は各社公式ページで2026-11-03に確認

結論:キャッシュレスの売上は、翌営業日に入るサービスから月1〜2回のサービスまで差があります。入金の早さと振込手数料は「入金口座の銀行」で変わるため、サービスと銀行をセットで選びます。

現金の売上はその日に手元に残りますが、キャッシュレスは入金まで数日〜1か月以上かかります。仕入れ・家賃の支払日と入金日がずれると、売上があっても手元のお金が足りなくなります。

次にやること:支払日(仕入れ・家賃・給与)を書き出し、入金サイクルが間に合うサービス・銀行を選びます。

入金の回数と振込手数料で手元のお金が変わる
図解:入金の回数と振込手数料で手元のお金が変わる(POSレジ・決済 費用ノート作成)

各社の入金サイクルと振込手数料は?

公式ページ(2026年11月3日確認)に書かれている内容です。

サービス入金サイクル・振込手数料(公式ページの記載)
Airレジ振込は月6回(みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行)、その他の金融機関は月3回。振込手数料はすべての銀行で0円。ゆうちょ銀行は使えない。締め日は公式ページに記載なし(振込日の一例のみ)
スマレジクレジット・電子マネーは末締め翌15日払い/15日締め当月末払いの月2回。QRは当月末締め・翌月末払い。振込手数料は公式ページに記載なし(資料で案内)
Square三井住友銀行・みずほ銀行は決済日の翌営業日に自動振込。その他の金融機関は毎週水曜締め・金曜振込。振込手数料(通常入金)は無料。即時入金(最低5,000円〜)は送金額の1.5%
STORES手動入金(初期設定):必要なときに振込依頼、決済日から最短翌々日、売上合計10万円以上なら振込手数料無料。自動入金:毎月決まったサイクルで、振込手数料は無料。国内すべての金融機関に対応
ユビレジ連携する決済サービスによる
楽天ペイ楽天銀行なら365日・最短翌日の自動入金で振込手数料無料(審査完了後の初期設定は月1回)。他の金融機関も使えるが振込手数料がかかる(金額は確認したページに記載なし)
stera pack月6回締め6営業日後払い、月2回締め6営業日後払い、月2回締め15日後払いから選ぶ(毎日締めは新規申込では選べない)。振込手数料は三井住友銀行0円、その他の銀行220円(税込)
PayPay月1回(月末締め・最短翌日入金)は振込手数料無料。早期振込(都度・自動)は振込金額(自動は決済額)の0.38%+振込手数料(PayPay銀行20円・その他200円、いずれも税別)
EPG月1回(1日〜月末締め・翌月末払い)または月2回(1日〜15日締め当月末払い、16日〜月末締め翌月15日払い)。振込手数料の記載なし
USENレジ公式で要確認
POS+公式で要確認

各社公式ページで2026-11-03確認。

大きく分けると次の3タイプです。

入金口座の銀行でどう変わる?

同じサービスでも、入金口座によって回数・日数・手数料が変わります。

サービス有利な銀行それ以外の銀行
Airペイみずほ・三菱UFJ・三井住友:月6回月3回(ゆうちょ銀行は使えない)。振込手数料はどちらも0円
Square三井住友・みずほ:翌営業日毎週水曜締め・金曜振込。振込手数料はどちらも無料
stera pack三井住友銀行:振込手数料0円1回220円(税込)
楽天ペイ楽天銀行:365日最短翌日・無料振込手数料がかかる(金額は確認したページに記載なし)

計算ツールでは「入金口座」を選ぶと、振込手数料を年額で足して比べられます。たとえば月の売上100万円のカフェで、入金口座を三井住友銀行にした場合の決済だけの比較は次のとおりです。

計算例の条件(決済の内訳などは例としての仮定):カフェ・月の売上100万円・キャッシュレス60%・入金口座が三井住友銀行。年間キャッシュレス決済額 7,200,000円(中小向け特別料率の条件内)。クレジットのうちJCB等は25%と仮定。入金先は三井住友銀行。料金は各社公式ページ(2026-11-03確認)。

順決済サービス・プラン1年目2年目決済手数料/年振込手数料/年注意
1stera pack(三井住友カード)
stera pack(端末0円・14か月目から月3,300円)
184,248円220,548円184,248円0円スモールビジネスプラン(Visa・Mastercard1.98%、JCB等2.48%)は中小企業の定義に当てはまる小規模事業者向け(たばこ店・百貨店・旅行代理店・宿泊施設・運輸・不動産は対象外)。判定は直近1年のVisa・Mastercard売上2,500万円で、超えるとスタンダードプランに変わり、その後は売上に関係なくスタンダードの料率(年3,000万円の条件はないため、Visa・Mastercard2,500万円以内なら1.98%で計算)/月額は端末1台あたり。利用開始月から13か月目まで0円、14か月目から発生(三井住友銀行の紹介ページ。三井住友カードのページは「1年目無料・2年目以降」と表記)。直近1年の累計キャッシュレス売上3,000万円以上なら永年無料/契約期間は3年。解約申出から45日以内に端末を返却しないと端末1台あたり最大88,000円(税込)の違約金
2Airレジ+Airペイ
Airレジ(0円)+Airペイ
200,448円200,448円200,448円0円クレジット2.48%は決済手数料ディスカウントプログラム(エントリー制・適用条件あり。条件の詳細は公式ページに記載なし)。当サイトは「中小企業かつ年間3,000万円未満」で2.48%と仮定して計算。条件外は3.24%/カードリーダーは0円スタートプログラム(申込月の6か月後の月末までに審査通過)で0円。通常は27,720円
3Square(POSレジ+決済)
Square POSレジ(0円)+Square リーダー
206,580円201,600円201,600円0円クレジット2.5%は中小企業の定義に当てはまり、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満などの条件(登録が必要)
4STORES レジ+STORES 決済
スタンダードプラン(年間契約・月3,300円)
218,448円218,448円178,848円0円クレジット1.98%は対面キャッシュレス決済額が年間3,000万円未満などの条件/年間契約の月額換算(月契約は3,960円)。決済端末は年間契約で1台無償貸出、2台目以降は購入
5楽天ペイ(実店舗決済)
ライトプラン(月額0円)+計算に入らない費用あり
200,592円200,592円200,592円0円ライト・スタンダードは中小加盟店向け(事業者単位で年間キャッシュレス決済3,000万円以下、中小企業の定義に該当、上場企業グループ・FC店でない、対象外業種でないなど。スタンダードは2年以上の継続利用が条件)。電子マネーは交通系・Edy等2.95%(税抜)、iD・QUICPay3.24%。QRは楽天ペイ2.254%(税抜)など。計算は2.95%(税抜)=3.245%で/振込手数料の金額が公式ページに記載なし(計算に含まず)/決済端末の価格が公式ページに記載なし(計算に含まず)/決済端末(楽天ペイ ターミナル・カードリーダー)の価格は公式ページに記載なし
6スマレジ+スマレジ・PAYGATE
スタンダード(0円)+PAYGATE+計算に入らない費用あり
235,728円196,128円156,528円0円PAYGATEのクレジット1.98%〜は条件あり(直近1年のVisa・Mastercard合計売上2,500万円以内、中小企業の定義に該当、対象外業種でない、上場企業グループ・上場企業のFC加盟店でない、新規加盟店)。年間3,000万円の条件は公式ページに記載がないため、Visa・Mastercard2,500万円以内なら1.98%で計算。ブランド別の料率は問い合わせ/振込手数料の金額が公式ページに記載なし(計算に含まず)/スタンダードは1店舗のみ・端末の追加不可/PAYGATEの決済端末は料金欄に39,600円(税込)、別の箇所に「端末0円」の案内あり(条件は公式で要確認)
—PayPay(QRコード決済)
ライトプランなし(1.98%税別)QRのみ
39,204円39,204円39,204円0円QRコード決済の分だけを計算(クレジット・電子マネーは別の決済サービスが必要)

表に入らなかったもの:EPARKペイメントサービス(EPG)(ブランド別の手数料が公式ページで「2%台〜」のみ)、USENレジ(公式ページの料金を今回確認できなかった)、POS+(ポスタス)(公式トップに料金の記載がない(資料請求で案内))

「+計算に入らない費用あり」は公式ページに金額がない費用を0円として足したもので、全額を計算できたものの後ろに並べています。自分の条件で計算する

入金が遅いと資金繰りはどうなる?

例として、月の売上300万円・キャッシュレス60%の飲食店を考えます。キャッシュレスの売上は月180万円です。

開業直後は、仕入れや人件費を先に払うため、この「入金待ち」の金額が大きいほど手元資金が必要です。入金サイクルの短いサービスにするか、運転資金を多めに用意してください。

なお、Airペイの利用者向けには、担保・保証人なしで1万円〜500万円を受け取り、その後のAirペイの入金から自動で差し引いて返す資金調達サービス(手数料は利用金額の0.5%〜、公式ページ airregi.jp/cash)もあります。使う前に、手数料と返済の仕組みを公式ページで確認してください。

早期入金・即時入金の手数料は?

通常より早く入金してもらう仕組みには手数料がかかります。

月の売上が大きい店で毎回使うと、決済手数料が実質的に上がるのと同じです。通常の入金で間に合うように、支払日を調整するのが先です。

入金と会計の照合で気をつけることは?

入金額は「売上−決済手数料(−振込手数料)」です。会計では、売上を総額で計上し、手数料を支払手数料として分けます。日ごと・入金ごとの照合は手作業だと手間がかかるため、POSレジや決済サービスの会計ソフト連携を使うと楽になります(会計ソフト連携の記事)。

請求書の支払いをカード払いにして支払日を後ろにずらす方法もあります。姉妹サイトで手数料と注意点を整理しています。

申込前に確認したい入金の項目は?

入金待ちの金額はどう計算する?

キャッシュレスの売上のうち、まだ口座に入っていない金額(入金待ち)は、おおよそ次の式で見積もれます。

入金待ちの金額 ≒ 1日のキャッシュレス売上 × 締め日から入金日までの平均日数

月の売上300万円・キャッシュレス60%の店なら、1日のキャッシュレス売上は約6万円(30日で割った場合)です。

数字は目安ですが、入金サイクルの違いで、手元に必要な運転資金が数十万〜数百万円変わることが分かります。開業直後や、仕入れの支払いが先に来る業種では、入金の早さを手数料と同じくらい重く見て選んでください。

支払日に間に合わせる組み方は?

  1. 家賃・仕入れ・給与・リース料の支払日を月のカレンダーに書く
  2. 各サービスの締め日と入金日を書き込む(土日祝日のずれも)
  3. 支払日の前に入金が来ない月がないかを確認する
  4. 足りない月がある場合は、入金回数の多い銀行に口座を変える(Airペイなら大手3行で月6回)か、運転資金を用意する

入金の明細は、会計の照合と電子帳簿保存法の保存のために、月1回ダウンロードしておくと後で困りません(電子帳簿保存法とPOSデータ)。

ゆうちょ銀行・ネット銀行を入金先にするときの注意は?

入金口座の銀行によっては、使えない・遅い・手数料がかかる場合があります。

事業用の口座を新しく作るなら、使う決済サービスで入金が早く・無料になる銀行を選ぶと、毎月の差が積み重なります。複数のサービスを使う場合は、いちばん売上が大きいサービスに合わせるのが基本です。

入金が予定日に来ないときは?

まず決済サービスの管理画面で、入金予定日・入金額・保留の表示を確認します。口座情報の誤り、審査中の取引、返金や取消の差し引きなどで、予定と違うことがあります。それでも分からなければ、管理画面の明細を手元に用意して、各社のサポートに問い合わせます。

自分の条件(業種・月の売上・キャッシュレス比率・決済の種類・台数・必要な機能・補助金)での1年目の総額は、トップの計算ツールで出せます。入力内容は送信されません。

よくある質問

いちばん早く入金されるのは?
今回確認した中では、Squareの三井住友銀行・みずほ銀行(決済日の翌営業日に自動振込)と、楽天ペイの楽天銀行(365日・最短翌日の自動入金)です。どちらも入金口座の銀行が条件です。
振込手数料がかかるのは?
stera packは三井住友銀行以外で1回220円(税込)、楽天ペイは楽天銀行以外で振込手数料がかかります(金額は確認したページに記載なし)。STORESは手動入金だと売上合計10万円以上のときだけ無料です(自動入金は無料)。PayPayの早期振込は0.38%+振込手数料です。
入金サイクルを早めると手数料がかかる?
サービスによります。Squareの即時入金は送金額の1.5%、PayPayの早期振込は0.38%(税別)+振込手数料です。通常の入金で足りるなら、無料の範囲で使うのが基本です。
締め日はどう確認する?
Airペイは公式ページに振込日の一例しかなく、締め日の記載がありません。stera pack・EPG・PAYGATEは締め日と支払日が書かれています。申込前に、締め日・入金日・土日祝日の扱いを確認してください。

出典・確認した一次情報

掲載日時点で確認できた情報にもとづきます。料金・手数料・制度は変わることがあります。口コミ・体験談は掲載していません。